今回は、私が実際にデルタ株に感染して感じたことをお話ししたいと思います。この体験談により少しでも皆さんのコロナに対する危機感が高まればと思います。
熱がつらすぎる
これはおそらくデルタ株に限ったことではありませんが、コロナに感染すると他の風邪よりもひどく発熱します。
私は物心ついてから38度以上の高熱を出した記憶がほとんどないくらい元気でしたが、そんな私でも最高で39.4度と、40度近くまで発熱しました。
また、それだけ高いと経験したことのないような苦しさがあり、例えていうなら永遠とサウナに閉じ込められているような気分でした。
冷房で冷やしても全然すっきりしませんし、保冷剤や氷枕は一瞬でぬるくなってしまいました。
医師から処方された解熱剤により37.5度くらいまで熱が引き少し良くなりましたが、効果は5時間程度で切れてしまいますし、38度程度しか下がってくれないこともありました。
とにかく、熱に関しては解熱剤で誤魔化しながら耐えているしかなかったです。
頭痛がひどい
熱と同時に私を苦しめたのは頭痛です。
これは体内でコロナと戦う過程で分泌される化学物質によるものらしいですが、特に初日は酷かったです。
体がだるい
体に重りを付けられているかのように、ずっしり重く感じました。常に寝ていないとしんどかったです。
トイレをしに少し立っていただけでひどいめまいに襲われ、倒れてしまいました。
療養中は常に寝ておきましょう。
食欲が信じられないくらい無くなる
皆さんも風邪を引いたときには、普段よりも食欲が減りますよね。それはコロナでも然りで、私は普段食べている量が10割だとすると、3割程度しか胃に入らなくなってしまいました。
ただでさえ体が弱っていて免疫を下げないよう努めなくてはならない状況ですので、栄養のある食べ物を少しずつ食べるようにしましょう。
目が痛い
療養中、あくびなどで目に涙を浮かべると、目に激痛が走りました。何かゴミでも入ったかと思いましたが、鏡で確認しても何も異常は無く、異物感も一切ありません。しみるような痛さでした。より具体的に言えば、玉ねぎをみじん切りにしているときの痛みをやや強くしたような感じでした。
これは何事かと思い調べてみると、なんとコロナの症状に結膜炎という項目があったのです。
コロナは人体のあらゆる部位で悪さをしているようですね。
全然治らない
コロナに罹って驚いたのは、風邪の様に2-3日でよくなることは決してなく、症状の重さや個人によっても異なりますが、少なくともたいてい1週間は安静にしていないと治らない事です。
あの苦しさを1週間も我慢しなくてはいけないのは正直とてもつらく、「本当に治るのかな?」とも思ったくらいでした。
また、ずっと寝ていることで腰などを悪くします。
感染力が凄まじい
そもそも私はデルタ株に感染する前に、誰かと濃厚接触に該当するような接触は一切していませんでした。手洗いうがいもし、食事も一人でとっていました。
ではどのようにして感染したのか。心当たりがあるとしたら、休みの日に人通りの多い街に出かけてしまったことです。
もちろんその時もマスクは着用していましたが、デルタ株はそんなのものともせず感染させてしまうようなので、たとえマスクをしていても人が密集するところへは行かないようにしましょう。
PCR検査が中々受けられない
熱の症状が出てすぐに私は近所のクリニックに行きましたが、熱の症状だけではPCR検査は受けられないと言われてしまいました。
陽性者と濃厚接触歴があったり、咳の症状があったり、37.5℃以上の熱が三日以上続く場合にはすぐに受けさせてもらえるようですが、今は検査場もそこまで余裕が無いようで、誰でも彼でも検査できないようです。
ですので、私は結局熱を三日我慢した上でもう一度クリニックへと出向き、更にその二日後に検査を受け、陽性が判明しました。
陽性が判明した後は保健所からそれなりに指示や安否確認、食料配送などのサポートも受けられましたが、検査を受けたいのに受けられず、ただ我慢して待つしかないのはさすがにどうにかした方がいいと思いました。
症状が重い方はなおさらつらいと思います。
精神的に落ち込む
もしコロナに感染してしまったら、誰かと毎日連絡を取るようにした方がいいと思います。と言いますのも、毎日コロナのつらい病状の中に一人置かれているとすごく不安で孤独な気持ちになるからです。私自身、「もう死んでしまうのではないか」とか「重症化したら入院も出来ないしどうしよう」、「自分が周りの人に感染させてしまっていたらどうしよう」などと色々一人で悩んでいましたが、家族と話すことでだいぶ安心しました。
ご家族の方と連絡を取るのが難しい方は、コロナ専門の相談センターなんかに電話してみるのもいいかもしれません。
まとめ
私の個人的な感想、いかがだったでしょうか。
デルタ株の感染力は本当に想像を絶するほどに凄まじいので、「これくらいは大丈夫だろう」という意識はもう捨て去りましょう。
とにかく、今はマスクをしたうえで密集・密接・密閉を必ず避け、こまめな消毒と手洗い(特に食事前)をし、免疫を弱らせることのないようにしっかりとした食事と睡眠をとるようにしましょう。
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